水道管の破裂を防止するには?対策法や予防策を解説!|みんなの町の水道職人

水道管の破裂を防止するには?対策法や予防策を解説!

水道管が破裂してしまうトラブルには、さまざまな要因があります。発見した場合には早めに対処することが大切です。放置しておくと重大なトラブルに発展するため、応急処置もおこないましょう。

しかし日常生活ではあまり起こらない症状であるため、実際に起こった場合は何をしてよいのか困惑します。そこでこの記事では、対策法や防止する方法を紹介していきます。正しい予防策も覚えておきましょう。

水道管が破裂する主な原因は?

破裂を起こす主な原因をここから紹介します。さまざまな状況でトラブルになる場合もありますが、ここでは代表的な3項目をご紹介しますので参考にしてください。なお凍結によるものは、冬に多くあるトラブルです。注意してください。

水道管の劣化

まずは、水道管が劣化したために起こるトラブルです。設置されてから年数が経っていると、経連劣化によりヒビや亀裂が入り込みます。そこから水漏れなどのトラブルにつながります。

一般的な寿命は10〜15年ですが、素材によって異なります。主に使用されている素材は、3種類です。亜鉛メッキ鋼管や硬質塩化ビニルライニング鋼管、ステンレス管・樹脂管があります。ステンレス素材では、30年ほどの寿命だと言われているのです。

地震による水道管の破裂

激しい地震が起こることによって、地盤にヒビが入ることや大きく揺れる場合があります。それにより、水道管にも負荷がかかるのです。震源地から離れていても、液状化現象が起きた場合には、地中にある水道管はダメージを受けます。

これらの理由から、ヒビや破損、破裂などのトラブルが発生してきます。とくに劣化が進んでいる配管は、壊れやすくなっているため注意が必要です。この場合は広範囲で被害が及ぶため、復旧するのにも時間がかかります。

凍結による水道管の破裂

冬季に多いのが凍結によるものです。寒冷地では毎年寒くなるため、対策や予防がおこなわれています。しかし比較的暖かい地域でも、突然の寒波到来により凍ってしまうこともあるのです。

普段は暖かいため、予防や対策がおこなわれていません。そのため朝の冷え込みにより凍結してしまうのです。この状態は破裂を起こしやすいトラブルであるため、天気予報を確認して、寒波がくる前に対策をしておきましょう。

水道管が破裂したらどうなるのか?

もし破裂してしまった場合には、どのような被害が及ぶのでしょうか。ここから、考えられる代表的なトラブルを紹介していきます。どれも日常生活へ支障をきたしてしまうトラブルなので注意してください。

屋外からの水漏れ

屋外から水漏れを起こしている場合は、気がつきにくいため厄介です。水道料金の請求書を確認したときに驚く場合もあるでしょう。庭の表面や駐車スペースが雨も降っていないのに濡れている場合は要注意です。

屋外の排水管が破裂している可能性があります。戸建て物件の敷地内は、個人での修理になりますが、漏水であれば水道料金の免除や減額ができる制度もあります。また敷地外で起きている場合の修理は、各自治体の負担です。

床や家財の腐食

室内でトラブルが発生した場合、床や壁が水浸しになることがあります。早急に拭くなどの処理をしておかなければ、腐食し始めてしまいます。トラブルが起きてから2〜3年ほどで腐り始めるため、発見したらすぐに対処することが大切です。

また床だけでなく、壁や家財も濡れてしまうことも考えられます。噴き出したときの威力は遠くまで水を飛ばす力を持っているのです。そのため、タンスや食器棚が使えなくなることがあるため注意してください。

水回りの設備が使えなくなる

水漏れトラブルが起きたときは、元栓を閉めなければなりません。とくに破裂していた場合は、家全体の元栓を早急に閉めておきましょう。この場合は、修理が完了するまで水回りの設備が使えなくなるのです。

なるべく早めに処置をおこないたいものですが、業者が立て込んでいるときは時間がかかります。水回りのトラブルが起こったときは、元栓を閉めてからいちばん早く対応してくれる業者に頼むことがおすすめです。

水道管が破裂した場合の対策法

水道管が破裂してしまうと、自力での対処は難しいでしょう。この場合は業者に依頼することが大切です。ここからは、正しい対策法を紹介していきます。

止水栓を止める

まずは止水栓を止めていきましょう。発生場所が壁の中である場合や、見えない所で起こっているときは、家全体の元栓を閉めることが大切です。元栓は、屋外にある水道メーター内に設置されていますので、確認してください。

応急処置をおこなう

元栓を閉めて水が止まったら、応急処置をしてください。濡れている所を丁寧に拭いて乾かします。破損している箇所には、防水テープなどを巻きつけて下にバケツをおくことが大切です。見えない場所では、壁や床が濡れていたら拭いておきましょう。

業者へ連絡をとる

室内での応急処置が完了したら、業者へ連絡をとります。突然依頼するのではなく、状況を報告して調査に来て貰えるのかを確認することがポイントです。先に請求金額を出す業者は、あとから追加される場合もあるため注意してください。

原因などの調査をしてもらう

電話で問い合わせをしたときに、現地調査をする日にちを決めることが正しい手順です。原因や正確な場所などを確認して貰いましょう。そのあとに業者から、見積もりを提示されますので、納得ができたら正式に修理を依頼してください。

水道管破裂を予防するには?

なるべくなら大きなトラブルは避けたいものです。そこでここからは、破裂を予防する方法をご紹介していきます。日頃からできる作業であるため、ぜひ実践してみましょう。

夜間は水道の蛇口から水を出しておく

冬の期間は、夜や明け方の冷え込みにより凍結してしまいます。そのため夜間の時間帯は、蛇口から水を出しておくことが大切です。水の流れがあると凍結しづらいので、凍ることがそれほどありません。1本の筋が流れる程度に流しておきましょう。

水道管の水抜きをする

水が入っていない状態であれば、凍結することはありません。給湯器などには水抜き栓が備え付けられています。冬の時期は寝る前に、水抜きをしておけば安心です。急激に寒くなる日もあるため、習慣づけておきましょう。

水道管に水滴がつかないようにする

蛇口の水滴を軽く拭いて乾かしておくことも大切です。外からの水滴も凍ってしまうため、朝起きたら蛇口が回らないなどのトラブルも考えられます。回らなくなった蛇口を無理に回すと、破損してしまうことがあるので注意してください。

ヒーターを取り付ける

水道管に巻きつける電熱ヒーターを付けることもおすすめです。寒冷地の地域では、予防策としてよく使われています。しかし、樹脂管などの素材は配管を傷めてしまう危険性があるため、使用出来ません。素材をよく確認してから使いましょう。

お風呂やトイレの水抜きをする

一般的な戸建て住宅では、北側にお風呂が設置されていることが多いです。日当たりがあまりよくないため、寒さもかなり低くなります。夜寝る前には、浴槽の栓を抜いておくことが大切です。トイレや浴槽の水は、出しっぱなしにしておきましょう。

まとめ

破裂を起こすトラブルには、劣化や地震、凍結などが考えられます。状況に合わせた対応をすることが大切です。水道管の修理は、個人ではおこなえないため必ず業者へ依頼してください。

業者に頼む際は、まず状況説明が重要です。起きている状況を細かく説明して、調査に来てもらいましょう。原因を調べた調査員が会社へ報告して、見積もりを作成する流れです。提示されたら正当な金額であるかを調べておきましょう。

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