蛇口のハンドルが固い!?外し方や交換するメリットも解説!|みんなの町の水道職人

蛇口のハンドルが固い!?外し方や交換するメリットも解説!

自宅の蛇口のハンドルは何を使っていますか?
もし昔ながらの蛇口を使用している場合は、現在の主流のものに変更するのがおすすめです。最新のものは水の量や温度の調整がしやすくなっているため、交換することでさまざまなメリットが得られるでしょう。今回の記事では蛇口を交換するメリットや、蛇口の種類について解説します。また、交換が難しいと思っている方に向けて蛇口の交換方法も紹介しています。

蛇口のハンドルを交換するメリットは?

蛇口のハンドルにはいくつかの種類があります。大別するとまる型や三角のハンドルとレバー式ハンドルの2種類に分けられます。近年の一般家庭では、まる型や三角のハンドルから、単水栓や2ハンドル混合栓のレバー式ハンドルに交換するケースが増えています。
まる型や三角のハンドルは、昔から公園や学校など公共施設でよく見かけるものです。古くからの家庭の場合はパルプやゴムパッキン、ネジ部分の劣化でハンドルが回りにくくなるケースもあり、近年では劣化を原因に一般家庭を中心にハンドル交換することが多いようです。また、単純にハンドルのデザインが気に入らない場合も交換するケースもあります。
一方、レバー式ハンドルは一般家庭において現在主流になっているもので、水の量と温度を手軽に調整できることや、デザインの種類が豊富なことが魅力です。レバー式ハンドルのなかでも単水栓・2ハンドル混合栓と1ハンドル混合栓の2種類があり、利便性の高い1ハンドル混合栓のとくに需要が高まっています。
以上のように、レバー式ハンドルはまる型や三角のハンドルと比較して、水の調整に関する利便性の高さやデザインが豊富なため、交換の際に得られるメリットが多いのです。交換する際は、まる型や三角のハンドルから、1ハンドル混合栓のレバー式ハンドルに交換するのが一般的になっています。

各ハンドルの外し方

まず、まる型や三角のハンドルの場合、プライヤーと呼ばれるネジを挟んで回す工具があれば簡単に外せます。ハンドルのうえに付いているカラービスをプライヤーでつまんで回してください。カラービスが緩めば、ハンドルもぐらぐらと緩んでくるためそのまま取り外しましょう。
また、レバー式ハンドルも個人で取り外せます。お湯の出ない水のみの単水栓のレバー式ハンドルの場合は、まる型や三角のハンドルと同様で上についているカラービスをプライヤーで回せば取り外し可能です。2ハンドル混合栓のレバー式ハンドルは、お湯と水がそれぞれ出る2つのハンドルを、マイナスドライバーやキリなどを入れ込んで外してください。そして、キャップを取ると、ハンドルを固定するネジが出てくるので、プラスドライバーを使って外し、レバーハンドルも併せて外せば完了です。
近年、主流となっている1ハンドル混合栓のレバー式ハンドルは、水とお湯が1つの水栓から出るというのは全てのもので共通ですが、実はハンドルの取り付け方が2パターンあります。
まず、ハンドル横からネジで固定されているパターンは、ネジがキャップのなかにあるのでキリを入れ込んで持ち上げて外してください。ネジをドライバーを使って緩めて、レバーハンドルを外してください。また、ネジのないタイプはかぶせて固定しているものなので、引っ張ってハンドルを外すだけで簡単に済みます。

ハンドルが外れない際の対処法

ハンドルが外れない理由はいくつか考えられます。ベターなのは水垢の付着により、ハンドルの動きが悪くなっているケースです。洗面台や蛇口周りにもありますが、水分中のミネラル分が白く結晶化した水垢がついていることがあります。結晶化した水垢が蛇口のハンドルにも付着してしまい、ハンドルの動きが固くなってしまうのです。また、ハンドルの内側にあるスピンドルのサビや変形も、ハンドルの周りが悪くなる原因になります。
外れなくなった場合は潤滑油を使って、固まった箇所を緩める方法で対処してください。プライヤーでスピンドルごと外し、続けてカラービスを外して、カラービスを外して穴の中に潤滑油を吹きかけましょう。穴にネジを入れて、少し回して緩く固定してください。段差のある場所にてプライヤーを掴み、蛇口を固定、段差の上で蛇口を挟んだプライヤーを踏み、蛇口が空中で固定されるようにしてください。あとはネジをハンマーで数回叩けばスピンドルが外れます。もし、潤滑油でも対処できない場合は、スピンドルの交換や業者に交換を依頼するなどしてください。

ハンドルを外した後は?

蛇口のハンドルを交換した後は、パッキンやスピンドルなどの部品も一緒に交換するのがおすすめです。パッキンとは蛇口のハンドルなどの隙間から水漏れが起こらないようにする部品、スピンドルは水を出したり止めたりする部品です。どちらもサビなどで経年劣化し、仮に手入れをきちんとしていても次第に擦り切れてしまいます。もし、劣化したパッキンやスピンドルを使い続けていると、部品間の隙間から水漏れしてしまうかもしれません。そうした水のトラブルが起きる前に、ハンドルを交換する際はパッキンやスピンドルも一緒に交換してしまいましょう。
まず、ハンドルを外すとスピンドルの上にパッキンが付いているので取りましょう。スピンドルをプライヤーで掴み、左回りにひねるとスピンドルが緩んできます。グラグラするまで緩んだら取り除きましょう。スピンドルの先六角形のナットが付いていると思うのですが、それはのちの工程で使用します。
スピンドルを外した蛇口を覗き込むと、ケレップと呼ばれるパッキンが残っている場合がありますが、このケレップは消耗品のため取り出して捨ててください。新しいスピンドルとパッキンをプライヤーで固定して、先ほどの六角形ナットを取り付け、ハンドルも取り付ければ完成です。念のため水やお湯が出るのか、水量は適切なのか確認してください。
ここまで紹介してきたハンドルやパッキン、スピンドルなど蛇口周りの部品は、比較的に構造が複雑なレバー式ハンドルをはじめ、個人での取り外しが難しい場合があります。細かな部品を外す際に力が加わりにくい場合は、タオルやゴム手袋を使用して、滑りにくくしてから作業してみてください。滑りにくくして、しかも潤滑油を使用しても難しいにもかかわらず、さらに力ずくで取り外そうとするとハンドルや内側の部品を破損させてしまうかもしれません。
もし、水垢やサビなどが原因で取り外せないときや、手順が複雑で難しいと感じる場合は、水回りのトラブルを解決してくれるサービス業者に交換や修理を依頼するのがおすすめです。無理やり交換して故障させてしまう前に、サービスを利用して確実に交換してください。

まとめ(300字程度)

蛇口のハンドルの外し方は、種類や劣化具合にもよりますが基本的に簡単に外せます。とくにまる型や三角のハンドルから、単水栓・2ハンドル混合栓と1ハンドル混合栓などのレバー式ハンドルのどれかに交換すると利便性が高くメリットも非常に多いため、機会があればぜひ交換してみてください。
また、交換する際は、パッキンやスピンドルの状態も確認して、もし劣化している場合は併せてそういった内側の部品も交換するのがおすすめです。交換手順が難しい場合や、部品の劣化が激しく交換が難しい場合は業者に相談してください。

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